変わった水晶の採集現場について

動画のこぼれ話

見に来て頂きありがとうございます。
しかし、まず謝らなければなりません。

いきなり結論ですが、あれは人工です。
僕が作りました。
もし、万が一ですけど、本気で信じてしまっていた方がいたとして、不快にさせてしまったのなら、
それは大変申し訳なく思います。ごめんなさい。
騙してyoutubeの再生数を稼ごうとか、そんなつもりは無く、ユーモアのつもりです。
こんなのあったら面白いなというのがきっかけです。

動画が完成し、いつ公開しようかと思っていたのが3月25日、気づけば来週4月1日。

エイプリルフール。

これはちょうど良い、これなら皆信じないだろうと思い公開しました。

あれは、基盤と水晶を張り合わせたタブレットストーンになります。
あのタブレットストーン自体は、数年前から、製作していました。
今回はその原石があったらどんなものだろう。という想いから作ってみた、という事になります。

そもそもなんですが、水晶ってのは1㎜成長するのに100年掛かると言われていますので、
今回の様な原石は数千年~数万年掛かる計算になり、その下に基盤があるって事は、数万年前から基盤が存在しないとおかしな話になります。
そんな事をわざわざ言う必要ないだろうと思ったのですが、鉱物に対しての知識が全くない方が見ている事も想定してこのような説明をさせて頂きました。


このブログではあの原石の採集現場(製作工程)をまとめています。
興味のある方はご覧ください。

では行きます。


まず基盤はフリマサイトでジャンクの安い物を購入します。
あれはグラフィックボードというパーツです。ちょうどいい大きさです。

そして水晶の準備です。鉱物の型を取ったシリコンを複数購入しレジンで水晶を作ります。

レジンの水晶だけで貼ってみたのですが、同じ形しか無くて違和感が凄かったので手持ちの本物のレムリアンシードを混ぜ込みました。

増やします。

このままではまだまだ違和感が凄いのでガマの泥に埋まっていたという事にして、細かい所を隠す事にしました。
使ったのは焼き物用の粘土です。

これだけだと逆に粘土が綺麗すぎるので、もっと自然な、粒の大きな土を準備しました。

これは原石切断機に溜まっていた水です。ちょうどボルダーオパールの砂が大量に残っていました。
色味もちょうどいいんじゃないかと思いました。

これらを塗りたくります。

ある程度隙間を埋めたら今度は上の粘土を落としました。


これを乾かして、指で触れるような部分の砂を落として完成としました。

突っ込み所はたくさんあると思いますが、そこら辺があるからフィクションって伝わるだろうと思っています。だからこんな種明かしはやらなくてもいいと思っていましたが、最初に言った通り全く知識のない方にもわかるようにしておきます。

という事で採集状況はこんな感じになります。

それをルースにする為に基盤に水晶をレジンで貼り付けます。
水晶は人工水晶です。以前の動画で切った人工水晶です。

この動画を撮るためにあの人工水晶を切って、、あの人工水晶を切るために切断機を作り直しました。何とも遠回り、めちゃくちゃ時間が掛かりました。

話それました。

人工水晶はレジンで張り付けるから表面はざらざらでも良いかというと、そんなことはなくて、ある程度磨いた後にレジンで貼り付けます。ざらざら過ぎるとレジンでくっ付けていてもざらざら感が見えてしまうのです。

そして、がっちり押さえつけます。
この時に気泡が入らないように注意します。気泡が入っていたら一気に冷めますのでね。

そして、なんと色違いも発見していました。これは、その色違いでの製作風景です。

これを研磨してルースへ加工します。
境い目が剥がれやすいので、そこに注意します。

って事で完成。

自分で作っといてなんですが、
かっこいい!!
赤より黄色&緑の方が好き。


という事で以上となりますが、どうかユーモアという事でお許し下さい。


この企画はずーっと前、それこそ初めてこの基盤のタブレットストーンを作った数年前から練っていた企画になります。なのでその動画を製作出来たことを大変うれしく思います。
これまではタブレットストーンがあって、その石の説明欄で、この石はこんな風に見つかりました。みたいな事しか言えてなかったので、実際にその原石を目で見せられて嬉しいです。

かなり遠回りしたんで公開できると思うとそれだけで結構な満足感です。


ちなみにこのタブレットストーンを考えた時はCBクォーツと名付けました。

回路基板の英語であるcircuit boardの頭文字から付けたのですが、あんまりかっこよくないなと思っています。なんかいい名前ないもんですかね。

ちなみにこれ販売してます。
このルースは何度か作っていますが、気づけば数年に一度くらいのペースでしか作っていません。
在庫がある今がチャンス。選び放題のうちによろしくお願いいたします。

販売サイトはこちらでございます。


mineral本舗→CBクォーツ販売ページ

という事で以上になります。

ありがとうございました。

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