研磨パッドというツールをつくりました

石の研磨方法

皆さんこんにちは。イシカワです。

こんな所を読んで頂いているという事は僕のyoutubeチャンネルを
見て頂いてる前提でお話させて頂きます。
知らないって方は鉱物研磨チャンネルで検索お願いします。

実は・・・・

オススメしたいのは動画内でも登場したあの研磨フィルムなんです。
トルマリンをあんなにピカピカに出来る研磨フィルム、なかなか無いです。
ダイヤ入りだからです。やっぱダイヤモンド。

しかしその使い方、手磨きであれば擦りつければいいのですが、リューターで使いたい。
そう思った時どうしましょう。
研磨ペーパーをリューターで使用する場合は筒状に巻いて使うか、パッドに張り付けて使うか位だと思います。
パッドの方が平面も研磨しやすいのでパッドを選択。
じゃあパッドを探そうっていっても使えそうな物がなかなか無い。

じゃあ作ろうか。ってとこです。

研磨パッドってなんだい?


世の中に研磨パッドはありますが、色々不満があります。
少しご紹介いたしましょう。


16個入 ポリッシャー バフ パッドセット フラットサンディングスポンジ 3mmシャンク付 

沢山バフがついてます。価格も1000円以下という事で良さそう。
しかし、軸が3㎜。残念。僕の持ってるリューターの軸は2.35です。


イチグチ BS ダイヤスカットディスク 

こちらは 石材、ガラス用の研磨パッド、まさにこんなのが欲しいですね。
あまり見なれない研磨紙もセットになってますんで使ってみたいです。
しかし、これも軸径3㎜。
しかも結構なお値段。ん~。


リュータービット研磨ペーパーお試しセット

以前、僕の動画(リューターを使った石の研磨1)でも紹介させて頂いたハンドメイドラボさんの研磨セット。
これで1700円。凄すぎ。
軸も2.35ですし。これでいいんじゃないか。


普通に考えればハンドメイドラボさんので完結

なんですけど、僕的に、マジックテープが嫌なんです。それだけ。
なんかガタガタしちゃう印象。
あのフィルムを張り付けるとなると・・・
きっちりした平面を研磨出来るようなパッドが欲しい。と思いました。


治具を作る大変さ

石の研磨という世間にあまり広まっていない趣味のお陰で色々な治具を制作しました。
だって世の中に無いんですから。
しかし、治具に大切なのは精度です。
精度を出すのには手での加工は厳しいです。

じゃあどうするか。

案① 精度を出す工具を揃える。
精度を出すのに必要な工具は
旋盤、スライス盤、ボール盤でしょうか。
これらを揃えるとなると100万円くらいかかりそうです。
ですのでこれを買う気はありません。

案② 外注にお願いする
ネットを探せば個人のオリジナルパーツ製作等を請け負ってくれる会社はいくらでもあります。
ワンオフ加工と言うそうです。
図面が書けなくても、簡単な図形で、ここからここまで何センチとか、ねじはM6でとか
簡単な絵を描くだけで図面がなくてもやってくれるところもあります。


僕は小さな物は頼んだことがあります。
自作研磨盤のプレートもそうですね。動画内にありますね。こちら。自作研磨機
あれで2万円でした、そういえば。
あれは、かなり安いですよね、きっと。
かなりいいサービスなんですが、出来上がってきて、いまいちな部分が
あったりした場合もう一回作るには金銭的に厳しい。

これはしっかり考えられていない僕のせいって言う部分もあるんですが。

例えば軸2センチにはめたいパーツがあった場合、何センチの穴にすればいいのか。
わかりますか2.1センチ?2.05?こういう微妙な所が一発で合えばいいのですが
そういう経験が無いから全然わからない。
結局いまいち、へたすりゃ使えない物になったりします。

3DCADっていいです

そこで3DCADです。
まあ難しい部分も多いんですが、そんなに難しい物を作りたいわけではないし、
高さが10.5センチで、ここの角度が45°の土台が欲しい。
みたいな事なわけですからそんなにデザインがどうとか気にしないわけです。
あと、作りたいもののが具体的であれば今の時代ネットで検索すればすぐ
出てきます。
ですので3DCADを触ってみる事をお勧めいたします。

3Dプリンターの種類

データが出来上がれば家でプリントアウトできます。
3Dプリンターはかなり進化しています。
一昔前は10万円弱で売っていましたが、
出来上がった物の、表面はガタガタ。
それ見て、これはいらないなあ。と思った事があります。

しかし、今はどうでしょう。めちゃくちゃ綺麗。しかも安い。
サンプルを家で作って、完ぺきなデータにしてから外注に出すってだけでも
かなり安く、いい物が作れるのではないでしょうか。

3Dプリンターには5種類くらいあるらしいですが、
家庭用のプリンターは2種類位だと思います。
それらをご案内。


■FDM方式 熱溶解積層方式

・樹脂を溶かして重ねていくタイプ。
・素材となるフィラメントが比較的安価。

・光造形と比べると強度が高い。
・光造形と比べると準備、メンテが楽
・光造形と比べると大きな造形が出来る
・光造形と比べると失敗や進行状況の目視がしやすい。

・光造形と比べると表面の積層が目立つ


NYCUBIC MEGA-S 3Dプリンター  4万円弱
 造形可能サイズ210x210x205mm


XYZプリンティング 3Dプリンター 3万円弱
 造形サイズ150×150×150mm 


LABISTS 3Dプリンター SX1  約2万円
造形サイズ100×100×100mm


■SLA方式 光造形方式

UVランプを当てると固まるレジンを使い、モデルと重ねていくタイプ。

・熱溶解積層方式と比べるとモデルの表面が滑らか
・熱溶解積層方式と比べると静か。

・熱溶解積層方式と比べると準備やメンテが大変。
・熱溶解積層方式と比べると原料が高価。

・プリントした物をそのまま鋳造にだせるキャスタブルレジンという素材がある。
  ↑これが僕的にはめちゃくちゃ興味があったわけです。
シルバーアクセサリーにはロストワックス製法ってのがあるんです。
ワックスを削って原型を作り、それを業者に出すと金属に置き換えてくれるっていう製法。

この原型づくりを3DCADで出来るってわけなんです。
ここら辺はおいおいチャレンジしたいですね。


ELEGOO MARS PRO UV 約2.5万円
造形サイズ120x68x155mm
僕が動画内で使用したマシン。


ANYCUBIC Photon Mono UV  約3.3万円
UVライトが違う為高速プリントが可能に。


ELEGOO Mars 2 Pro Mono   約3.6万円
僕が購入したマシンの上位機種。最近出た。
UVライトがパワーアップでプリント速度アップ。


今日はここまで、

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