ハンドリューターの比較

石の研磨方法

僕は石の研磨を趣味としてお勧めしています。

youtubeの方で鉱物研磨チャンネルというのをやっていますので、石の研磨等はそちらの方がわかりやすいかと思います。動画ですので。
         イシカワライトの鉱物研磨チャンネル(you tube)

石の研磨は色々なパターンがありますが。
まずは、手(自力)で磨くか、電動工具を使うかに分かれます。

手で磨くメリットは断然低コストという事です。
これは僕の経験談ですが、
手磨きは、時間はかかる、腕、指は痛い、挙句の果てには綺麗に磨けない。
というような結果になります。

次に使用したのはハンドリューター、その次は卓上の研磨機。
他の工具も色々と使いましたが、今思い返すと、
手からハンドリューターに変わった時の時間短縮、お手軽さ、完成度の高さ。
この上がり幅は経験がありませんでした。

簡単に言ってしまうとコスパが断然よかったんです。

石磨きを始めるならハンドリューターから

勿論手磨きで、試してみるのもいいでしょう。
しかし、続けていきたいと思ったのならすぐにリューター研磨に切り替えましょう。
同じ時間を掛けて手の方がクオリティが低いなんて、萎えます。

という事でハンドリューターを持っている方はそれを使ってもらって、
ハンドリューターを持っていない方は購入しましょう。

ハンドリューターは種類が多くてどれがいいのかよくわからない

ハンドリューターは電動工具です。
電動工具は使用用途によって向き不向きがある為、それに特化した物が作られていくうちに
このように種類が増えてきてしまっているのでしょう。
石の研磨に使えて、ハンドメイドのアクセサリー、DIYにも使えるような物を僕の方で
お勧めさせていただきます。

ハンドリューターを選ぶポイントは3つ。

いろいろありますが、注意する点は3つ。

 ・軸径のサイズ
 ・オーバーロード機能の有無
 ・価格

              この3つです。

軸径のサイズは2.34かそれ以外

ハンドリューターの先の部分はビットと呼ばれます。日本語だと、軸付き砥石とか。
ほとんどの軸が2.34mmという規格です。コレットチャックと呼ばれるパーツが先端に
ついていると、ある程度の太さの幅が生まれます。
ほとんどが2.34mmという事で、先端のビットも2.34mmが充実しています。

オーバーロード機能とは


ハンドリューターはモーターで動いています。
モーターというのは軸に負荷がかかると発熱し、そのまま負荷をかけ続けるとモーターは
焼き付いて、2度と動かなくなります。
これは定格時間として商品説明に記載されている事がほとんどです。

オーバーロード機能というのはこれ以上使い続けると壊れてしまうというのを
リューターの方が検知し、自動でストップする機能です。
その場での使用はできなくなりますが、時間を置けば、熱も引いて継続して使えます。
この機能がついていない物は手でモーター付近の熱を感じ、自分で判断する必要があります。
止まった場合は終了です。新しい物を買う必要があります。どれくらい使えるのか悶々としながら作業する事になります。

価格と性能は比例している、それ以外にも・・・

単純に価格が高い物ほど性能が良く、低い物はその程度。という事になります。
それ以外に、価格が高い物は、長く使えます。
リューターは精密機械です。
重要なのは回転する軸がブレないという事。
しかし、ものすごい負荷が軸を固定している所にかかっています。
これは少し想像するだけで理解できるでしょう。
この軸を固定する部分が価格によって長持ち具合が全然違います。
ある程度お金を出した方が良いというのが僕の結論ではあります。

国産やしっかりしたブランドだと安心感があります。
修理にも対応してくれるでしょう。


リューター 1万円以下


タックライフ ミニルーター
RTD35ACL 彫刻/研磨/切断/汚れ落とし 黒+オレンジ 奥行23×高さ4.7×幅5.9cm 89pcs入り

※価格は常に変動しているようです。現在の価格を知りたい場合は画像をクリックし、
アマゾンサイトにてご確認ください。

軸径   2.34mm と 3.2mm
オーバーロード機能 : 無し
定格時間  記載なし
個人的意見 安価、付属品が初めからたくさんついている。スピード調節機能あり。フレックスシャフトというパーツがペン型のリューターに変化させる物なので、扱いやすそう。ただ、耐久度は不明。
保証が2年ある。が、質問欄でも保証の規定は確認できず。どんな理由でも保証するのでしょうか?ここら辺も不安です。

 


Dremel(ドレメル) ペン型ミニルーター FINO(フィーノ) 無段階変速 9種11ピース入り 22,000回転/分 研磨/磨き/汚れ落し
※価格は常に変動しているようです。現在の価格を知りたい場合は画像をクリックし、
アマゾンサイトにてご確認ください。

軸径 : コレットチャックの為0.8~3.2mmまで対応
オーバーロード機能 : 無し
定格時間 : 記載なし
個人的意見  日本でも有名なブランド。リューターというよりはドリルという印象。スピード調節機能あり。少し大きいので、女性が片手で使うのは厳しくないだろうか。初回からアタッチメントなど一通りついているのでそのまま使えます。保証は1年、しかし、規定によると記載あり。


プロクソン(PROXXON) ミニルーター 回転数が調節可能 MM100 No.28525
※価格は常に変動しているようです。現在の価格を知りたい場合は画像をクリックし、
アマゾンサイトにてご確認ください。

軸径 : 2.34mm と 3.0mm
オーバーロード機能 : 無し
定格時間 : 15分
個人的意見  ドレメルと並んで有名ブランド。ハンドメイド、DIYの工具の商品幅が多い。独自のアタッチメント等も多数ある。ペンタイプで、細いので女性にも取り扱えるでしょう。スピード調節機能あり。定格15分という事で、大した作業もできませんが、石の研磨だったら、休ませている間は手で磨く等で対応できそうです。

リューター3万円以下


アルゴファイル マイクロモーターシステム スターライトセット ブラック SBH35nST-B-3024
※価格は常に変動しているようです。現在の価格を知りたい場合は画像をクリックし、
アマゾンサイトにてご確認ください。

軸径 : 2.34mm と 3.0mm
オーバーロード機能 : 記載なし
定格時間 : 記載なし
個人的意見  2020年現在は2万円ほどでした。同じ商品で3千円ほど安物がありましたが、それは2.35ミリしか使えないという事でした。中国製のダイヤモンドビットは3㎜軸の物も多い為3㎜軸は出来れば使える方がよい。
フットペダル付き。だが、踏み込めば回転数が上がるというような物ではなく、オンオフを切り替えるだけの機能。オーバーロード機能は記載なし。恐らくないでしょう。
定格時間の記載はなしだが、性能はよさそう。
ただ、ここまで金額を出すのであればもう少し出して、もっと使いやすい物を購入した方がよさそう。


SUZUHO ユーロスタイル エコノミープラスセット EM-102L

軸径 : 2.34mm  (3.0mmは別売りパーツで可能)
オーバーロード機能 : 有り  停止トルク:350g/cm
定格時間 : 記載なし 
個人的意見  ブランドは鈴峰という日本のメーカー、アクセサリー製作に関わる工具等を広く手掛けている。フットスイッチはスピード調節可能なタイプ。正転逆転機能あり。
使いすぎて負荷が掛かり過ぎると自動でストップするオーバーロード機能もこの価格で搭載。

一定の負荷が掛かるとストップしますが、この負荷の度合いがSUZUHO ユーロスタイルの中のマシンによって変わってきます。
・ハンドピース重量:200g 
・回転数:0~35,000rpm/分
・停止トルク:350g/cm
僕はこのブランドをお勧めします。

5万円以下



SUZUHO ユーロスタイル ハイスピードセット HM-103

軸径 : 2.34mm  (3.0mmは別売りパーツで可能)
オーバーロード機能 : 有り  停止トルク:450g/cm
定格時間 : 記載なし 
個人的意見  ブランドは鈴峰という日本のメーカー、アクセサリー製作に関わる工具等を広く手掛けている。フットスイッチはスピード調節可能なタイプ。正転逆転機能あり。
使いすぎて負荷が掛かり過ぎると自動でストップするオーバーロード機能搭載。
一定の負荷が掛かるとストップしますが、この負荷の度合いがSUZUHO ユーロスタイルの中のマシンによって変わってきます。
・ハンドピース重量:240g
・回転数:0~45,000rpm/分 
・停止トルク:450g/cm
僕はこのブランドをお勧めします。


SUZUHO ユーロスタイル スタンダードセット SM-107

軸径 : 2.34mm  (3.0mmは別売りパーツで可能)
オーバーロード機能 : 有り  停止トルク:400g/cm
定格時間 : 記載なし 
個人的意見  ブランドは鈴峰という日本のメーカー、アクセサリー製作に関わる工具等を広く手掛けている。フットスイッチはスピード調節可能なタイプ。正転逆転機能あり。
使いすぎて負荷が掛かり過ぎると自動でストップするオーバーロード機能搭載。
一定の負荷が掛かるとストップしますが、この負荷の度合いがSUZUHO ユーロスタイルの中のマシンによって変わってきます。
・ハンドピース重量:230g 
・回転数:0~35,000rpm/分
・停止トルク:400g/cm
僕はこのブランドをお勧めします。


東洋アソシエイツ 精密ハンドピースグラインダーHP-300 61300

軸径 : 2.34mm、3.0mm 把握径という記載でどのように切り替えるかは不明。
     3.2mmがオプションであり。
オーバーロード機能 : 記載なし
定格時間 : 180分(無負荷時)
個人的意見 アマゾンでベストセラー1位を獲得していました。
・トルク:480gf/cm トルクというのは負荷が掛かった時に負荷に負けないで回るパワーの強さ、大きいほど強い。
オーバーロード機能の記載もありませんでした。なさそうです。
ベストセラー1位という事で載せましたが、正直、性能と価格があってない気がします。
定格時間の無負荷時というのは使っていないのと同じですので、全く参考になりません。
トルクはあるので、ある程度使えるでしょうが、この価格でオーバーロード機能の記載がないのは
怖いです。
正転逆転機能あり。
・ハンドピース重量:約200g 
・2,500~35,000回転/分


続きはまた後日

コメント

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